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技巧 ~ トリル・オクターヴ奏法 ~

 

 

 

 

技巧

トリル・オクターヴ奏法

(若きピアニストへ より)

 

 

前に トリルのことは触れましたが、

この問題は、私(筆者)の経験の中でも、いつも特に注意を払ってきたことです。

まず、第一に、トリルというのは、

二つの別の音からできているもので、一つに混ざった音ではありません。

 

2音のシーソー練習が ここでも使われますが、

初めはゆっくり、だんだんはやくしていきます。

指使いも、1指 2指 3指 4指 と、いったように変えていきますが、

初めは、隣り合った2つの黒鍵で

次に 隣どうしの白鍵、

それから 黒鍵と白鍵・・・とやっていきます。

 

まだ、ダイナミックスを変えたり、

その次にはクレッシェンドと ディミニュエンドも導入します。

 

そして、トリルが進歩したら、

スピードをいろいろかえていきます。

こうした要素を イロイロ組み合わせることによって、

音楽的な内容そのものがかわってきます。

。*゜・(・∀・)。*・。*

 

例えば、コンチェルトのカデンツァの最後の小節にでてくる雄大な演奏から、

ゆったりしたショパンのノクターンの、夢のような部分に至るまで。

 

メトロノームを使って練習すると、

トリルのリズムが正確になります!

 

そして、前のページの「分割」練習は、

スケール練習と同様、非常に重要です。

 

ピアノの演奏でよくあるように、

書いてある音を歌うことは、音と音の関係を理解し、

それらがメロディーを どのようにつくっているかを知るのに大変有効です!

 

トリルの終わりが、

なにかごちゃごちゃした かたまりのなかでわからなくなってしまうことが

よくあります。

実は・・・

 

これを直す方法が あるんです~。

 

:*:・ドキ(*´Д`*)ドキ・:*:・

 

これを直すには、

1拍前で始めて、その小節の最後の音

=次の小節の最初の音でなく=でおわらせて、

よく音を聴きながら、両手がまだソコにそろっているかをたしかめて、

ちょっと待つことをしてみてください。

 

トリルに、アルベルティ・ベースがつくときには、

とにかく第一拍にアクセントがつきやすいので、

そうしたアクセントのつきすぎに 注意が必要です。

 


 

 




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